一周忌

平成23年4月30日、ちょうど1年前の今日、この時間に父が他界しました。
最後の入院となった4月4日は携帯酸素ボンベで呼吸器を付けながらも、自らの脚で自宅を出ました。
しかし、その後は坂道を転がり落ちるかの如く悪化の一途を辿り、4月25日には意識を失い、モルヒネの投与開始・・・。

そこからの5日間は家族で交替しながら徹夜で看病を続けました。
思い起こせば、この5日間が一番父との距離が近かったような気がしてなりません。（もっともっと色んなところに一緒に出掛ければ良かったと悔やんでも悔やみきれません・・・）
あれだけ元気だった父が、肺癌の発見からわずか9ヶ月でこの世を去るとは思ってもいませんでした。

父の死から1年が経ち、最近は家族の涙を見る機会も減りました。
今にも玄関から帰ってくるんじゃないかとふと思うことも無くなりました。
家に残っている父の遺品をボーッと眺めている時間も減りました。
まだまだ全てとは言いませんが、やはり「月日が解決してくれる」という言葉は間違いありません。
この1年、家族に何事もなく無事に過ごせたことを感謝しつつ、今日は皆で墓参りに行ってきます。